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パソコン、スマホのセキュリティを守るための手段として、まず考えられるのは、ウィルス対策ソフトの導入だと思います。
しかしながら、個人の場合、多くの方はパソコンにセキュリティソフトウェアを入れていないか、デフォルトでセキュリティソフトウエアが入っていても、いや、セキュリティソフトウエアが入っているから安心と、全くデータを更新していない人が多いと思います。
ましてやスマホなんて「スマホは電話」という感覚ですから、セキュリティソフトウエアの導入なんて全く考えていないのではないでしょうか。
企業では、大企業ではウィルス対策ソフトの導入は進んでいますが、中小企業では、導入していてもデータは、経済的負担もあり、更新していないケースがほとんどなのではないでしょうか。
ウィルス対策ソフトは実際に役に立つのか
経済的負担を考えると、ウィルス対策ソフトが実際に必要なのかどうか気になるところです。
実際にウィルス対策ソフトは役に立つのでしょうか。
情報セキュリティ漏洩の報道がある各企業だって、セキュリティソフトウエアは導入しているはずです。
それにもかかわらず、情報セキュリティの漏洩があるということは、セキュリティソフトウエアって、実は全然役に立たないんじゃないか、という考えが頭をよぎります。
企業に来るウィルスソフトは特別性（ゼロデイ）なので、導入効果は限定的
実際のところ、企業向けのウィルスソフトって、その企業を狙ったウィルスで、カスタムメイドであることが多いです。
市販のセキュリティソフトは、昔のウィルスソフトの傾向から判断する「パターン認識」によってウィルスであることを判断することが多いので、カスタムメイドのウイルスを判断することはほとんどできません。
それでも、昔のウィルスも世の中に出回っているのは確かで、それらも未だウィルスとしての機能は健在ですから、ウィルス対策ソフトは有効であると考えられます。
ウィルスはメール添付ばかりとは限らないし
ウィルスはメールに添付されてくるばかりとは限りません。
インターネットのWebサイトにはjavaやFLAHなどの脆弱性を悪用するコードが埋め込まれていることが多くあります。
これらのコードは、不特定多数に対して動作するのではなく、ある特定の業界の会社がアクセスした時だけ動作するコードもあり、発見しにくい理由の一つです。
個人向けの特別性ソフトは少ないのでそれなりに導入の効果はある
個人を狙った特別性のウィルスソフトはそれほど多くはありません。
ただ、特定の個人向けではありませんが、特別性のウィルスソフトを作ってインターネットにばらまくことはそれなりにあります。
この場合は、メールに添付したり、アプリケーションのダウンロードサイトからダウンロードし実行することによりウィルスに感染することが多いです。
したがって、不用意にファイルを実行しない限り、ウィルスに感染することはありません。
webサイトにアクセスすると動作する悪意のあるコードについては、個人に対してカスタムメイドのコードが実行されることは考えにくく、不特定多数向けの悪意のあるコードはウィルス対策ソフトで発見できることができます。
また、詐欺を目的とされたWebサイトへアクセスしてしまうことについても、ウィルス対策ソフトを利用し定期的にデータをダウンロードしていれば、ほとんどの場合防げるはずです。
個人向けには、ウィルス対策ソフトの導入は、それなりに効果はあるはずです。
最近の企業向けウィルス対策はウィルスのふるまいを検知する
最近のウィルス検知ソフトは、従来のウィルスのパターン認識に加えて、ウィルスがどのような振る舞いをするかを判断する機能も備えられているようです。
シマンテックの企業向けセキュリティ対策ソフトには、ソナーという機能があり、クライアントマシンの様々な振る舞いを検知する機能があります。
当然ながら、その機能の詳細は公表されていませんので、その有効性がどれくらいなのかはわかりませんが。
私が勤務していた企業ではシマンテックの企業向けウイルス対策ソフトウエアを導入していましが、見事にトロイの木馬型攻撃に情報を抜き取られてしまいました。
ソナーは反応したようですが、それを通知する機能がウィルスに無効化されてしまい、管理者にウィルスの動作が連絡されなかったというオチでした。
個人でも企業でも、大事なプライバシーや情報を守るため、必ずセキュリティソフトを入れましょう。
セキュリティソフトでは、特定の企業や団体、個人を狙った「ゼロデイ」攻撃には効果がないと言われています。
しかし、ノートンのウィルスソフトなら、ウィルス特有の「ふるまい」を検知し、未知のウィルスソフトも検知する機能を備えています。
たかだか数千円で情報が守れるかもしれないと思えば安いもの。
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