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先日、ある繁華街のファーストフード店で、フリーWi-FiにアクセスしようとWi-Fiの設定画面を開いたら飛び込んできた画像。
この状態で情報を抜き取られることはないが
iOSはセキュリティが比較的しっかりしていることもあり、おそらくこの状態であればiPadから情報を抜き取られることはありません。
今のパソコンやスマホ、タブレットは、外部からの攻撃にはかなり強くなっているので、防護を破られて侵入されることはありません。
Wi-Fiの通信内容を解読して、やりとりしている情報を抜き取ることもほとど不可能でしょう。
Wi-Fiの盗聴はまず盗聴されない
Wi-Fiは電波だから盗聴される可能性があると騒ぎになったことがあります。
暗号化されたWi-Fiであっても、盗聴することができたという報道がありました。
しかし、実際には、暗号化されたWi-Fiのやりとりされているデータを盗み見ることはほとんど不可能と思っていいでしょう。
それほど、高度に暗号化されています。
フルネームが簡単にわかる、しかも知られたことを認識していないことが問題
では、このケースでは何が問題なのでしょうか。
それは、フルネームが簡単に第三者にわかってしまっていて、かつ、本人はそれを全く認識していないということが問題なのです。
フルネームがわかると何がわかる?
フルネームがわかると、その人が活動的な人であればあるほど、いろいろなことがわかります。
- 勤務先がわかる
- 趣味・嗜好がわかる
- 尾行して自宅を特定される恐れがある
実際に名前を検索してみた
ファーストフード店でiPadでテザリングをしていたくらいですから、インターネットを頻繁に利用している方であろうことは想像できます。
ということで、まずはフルネームを検索してみました。
個人情報がズルズルと
実際の名前を検索してみたら、このファーストフードが所在する県の美容院に勤務している方だとわかりました。
そして、勤務先を元にFacebookのページが判明しました。
頻繁にFacebookを更新している人ではありませんでしたが、Facebookの自己紹介ページには、自分の写真、出身地、学歴、Facebookの友達が載っていました。
最終更新が2014年12月なので、おそらく本人はFacebookに自分の情報が載っていること自体忘れているでしょう。
これだの個人情報があればなんでもできる
これらの情報から、本人になんらかのいたずらをすることはできるはずです。
友達の名前を出してメールなどでアプローチすれば、多分簡単に相手のことを信用してしまうでしょう。
iPadの話題を持ち出してもいいかもしれません。
本人はFacebookを2年間も更新していないのですから、Facebookに自分で公開した自分の情報が載っていて誰でも知りうる状態になっていることなんて忘れているはずです。
本人でなくとも、この方の名前を語って友達にアプローチすれば、友達も簡単に落とすことができるはずです。
これだけ情報があれば、本人にウィルス付きメールを送って、ウィルスが入ったワードやエクセルのファイルを開かせることはいとも簡単です。
内側から情報を取るのは簡単
「トロイの木馬」という言葉は聞いたことがあると思います。
ギリシヤ神話にある、トロイア戦勝にて難攻不落のトロイアに対して、巨大な木馬をトロイア人が自ら門内に引き込むよう仕向け、門内から門の鍵を開け、援軍を引き込みトロイアを滅亡に導いたというストーリーです。
現在のパソコンやサーバー、スマホなどのIT機器は、外部からの攻撃に対してはかなり強固な対策ができています。
そして、コンピュータ犯罪のほとんどは、このトロイの木馬のように、攻撃を受けるものが、油断をして、敵を自らの中に導き入れてしまった結果、外部に向けて穴が開けられ、結果情報が抜き取られるという方法がほとんどです。
そして、犯罪者たちは、どうやったら相手を安心させることができるのか、日夜情報探しているのです。
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